下から見上げるカタクリの秘密|泥まみれで見つけた「自然のハンコ」と万葉の記憶

 かたくりの花、下から見るとね、ハンコが押してあるんす。誰が押したんですかね?

 
 でもコレ、上から見下ろしたんでは見えなくて。
 濡れた地面にガックリ膝を突いて、髪の毛が泥んこまみれになっても気にしない、ぐらいにならないといけません。

(以下ウィキペディアから引用)
「カタクリは、ユリ科カタクリ属に属する多年草。
 別名で、カタコともよばれる。古語では「堅香子」(かたがご)と呼ばれていた。

 カタクリは 山地の林内に群生し、1 - 2枚つく葉にはまだら模様がある。春先に独特で見栄えする紅紫の花を咲かせたあと、地上部は枯れて休眠する。種子で繁殖するが、発芽から開花まで8 - 9年ほどかかる。」と。

 ところで万葉集には一首だけカタクリを歌ったお歌があります。

もののふの 八十娘子(やそをとめ)らが 汲(く)みまがふ 
        寺井(てらゐ)の上(うへ)の 堅香子(かたかご)の花

大伴家持(巻19・四一四三)

  「もののふの」は「八十(やそ)」に掛かる枕詞で、数の多いことを象徴的にいう表現。
 その当時、水を汲むのは女性の仕事でした。このお歌は、大勢の娘子たちが入り乱れて賑やかに水を汲んでいる情景を詠っています。

  私は、植物のことは、とんとよくわかりません。分かりませんが、小さな花がずいぶんとご執心な様子です。
 絵かきですから、自分も良い感じに花の絵なんか描けたら楽しいだろうな、と思ったり。

 しかし小さな花というのは難しいんですよね。最近は目も老化してきたのか、小さな花を見ても小さな花だというのは分かっても目をこらしたところで霧がかったようになっちゃってます。
 
 この花は調べたらカタクリだということが分かったので、本日は、その植生を調べてみたんです。
 
 ユリ科と言われれば確かに、ちっちゃくしたユリのようではある。

 この写真は宮城県から山形県へ向かって48号線を走っていく途中、ニッカウヰスキーの工場があります。その付近に冬になると見たくなる鳳鳴四十八滝という名所があって。
 数年前に、そこを訪れた時に撮ったのでした。



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